イトーキ健康保険組合 常務理事 阪⼝嘉雄 様

CASE

健康保険組合からの情報提供がKW21-Connectのマイポータル機能に集約され、加⼊者の利便性が⾼まりました

イトーキ健康保険組合 常務理事 阪⼝嘉雄 様

基幹業務システムとHP、どちらも任せられるのがUBSだった

イトーキ健康保険組合様が、UBSの健保基幹業務システムKenpoWave21を導⼊したのは2019年4⽉。⻑年利⽤していた基幹業務システムから移⾏されました。移⾏の背景について、同組合の常務理事、阪⼝⽒はこのように説明します。
「⻑年使っていた基幹業務システムは、Windows7対応のものでした。Windows7のサポートが無くなるため、新しいシステムへの切り替えが必要となったのです。健保組合は横のつながりがあるので、切り替えにあたっては加⼊者数が同等の健保組合からも聞き込みを⾏って参考にしました。その中でUBSの名前が挙がり、検討を始めたのです」。
検討の結果、UBSへのシステム移⾏を決意された阪⼝⽒。その決め⼿は、UBSの提供サービスに名を連ねる、KW21-Connectだったといいます。
「実は同じタイミングで、当健保のHPも新しく作り変えることになっていました。かなり古いタイプのもので、セキュリティに不安があったもので。UBSが提供しているKW21-Connectのマイポータル機能に、HPの役割を移管できるのではないかと思ったのです」。
実は、過去にUBSのセミナーに参加したことがあり、KW21-Connectの活⽤事例を聞いたことのあった阪⼝⽒。基幹業務システムはもちろんのこと、KW21-Connectの可能性も⾒込んで、UBSのサービスを導⼊していただいたのです。

基幹業務システムとHP、どちらも任せられるのがUBSだった

システム移⾏作業は、スムーズに完了し負担は少なかった

当初苦戦を予想していた移⾏作業は、意外にもスムーズに完了し、負担は少なかったと阪⼝⽒は振り返ります。
「SEの⽅がほぼ常駐してデータの抽出チェックなどにご対応いただけたので、職員たちもすぐに質問や確認ができて助かっていました。移⾏後も、困ったことがあれば遠隔操作でサポートやフォローをしていただけたので、問題があっても早期解決できて⾮常にありがたかったです」。
移⾏から5ヶ⽉。導⼊効果を確認している最中とのことですが、⼊⼒作業が省⼒化できたり、システム内で処理できる作業が増えたりと、業務の効率化やスピードアップは実感できているといいます。
「システムを移⾏するとなると、これまでとは画⾯構成が異なったり機能が違ったりと、職員にとっては新しく覚えなければならないことだらけになります。だからこそ、システム選定時にはデモなども体験させてもらって、職員の意⾒をよく聞いた上で協議して移⾏を決めることが肝になると思います」。

ログインは⼀回だけでOK、加⼊者の利便性を考えて情報を⼀箇所に集約

ログインは⼀回だけでOK、加⼊者の利便性を考えて情報を⼀箇所に集約

基幹業務システムの運⽤が落ち着いてからは、満を持してKW21-Connectの活⽤を始めました。「健全な、健康な」という意味も持つ「Sound」という語を⽤いて、KW21-Connectのマイポータル機能を『Sound Body』と命名。加⼊者は『Sound Body』にアクセスすれば、各種申請書のダウンロードはもちろん、個⼈健康データや健康経営に関する情報の閲覧、フィットネスジムなど提携先の情報確認もできるようになりました。
「もともと、加⼊者は欲しい情報に応じて、健保のHP、事業所のポータルサイト、提携先のHPにそれぞれアクセスしなければなりませんでした。それだと、⼿間でしょう。だから、シングルサインオンの機能を⽤いて、『Sound Body』にアクセスすればID・パスワードを繰り返し⼊⼒せずとも必要な情報を取得できるようにしたのです。KW21-Connectはその辺りの連携が柔軟にできて、拡張性が⾼いところが魅⼒的です」。
『Sound Body』のトップ画⾯にはずらりとメニューボタンが並んでいますが、対象者ごとに閲覧できるコンテンツは異なります。
「対象者や期間によってコンテンツを出し分けられるなど、ターゲットをきちんと選定して情報をアナウンスできる点が気に⼊っています。こうした制御を、⾃分たちで簡単に⾏えるのは便利です」。
また、マイポータル機能だけでなく、事業主とのデータのやり取りをオンラインに移⾏する過程でもKW21-Connectは役⽴ったと阪⼝⽒は語ります。
「これまで、健保組合と事業主の間では、紙やCDなどアナログ媒体でデータがやり取りされていました。しかし最近、厚⽣労働省が進めるIT基本戦略に則り、各健保組合に電⼦申請環境の構築が求められています。KW21-Connectのファイル共有サービスを使えば、こうしたデジタル化への要請にもすぐに対応できるので、⼤きなメリットだと思いましたね」。

加⼊者に積極利⽤してもらうため、コンテンツはさらに拡充していきたい

『Sound Body』運⽤開始にあたって、イトーキ健康保険組合様では20ページ超に及ぶマニュアルを作成し、『Sound Body』でできることや操作⽅法を加⼊者に対して丁寧に案内しています。
「やはり、たくさん使ってもらいたいので。ただ、コンテンツを拡充し続けていかないと、なかなか⾒てもらえません。だからこそ今後は、たとえば⼥性に特化した健康情報や、特定の疾病に特化した情報の提供などをより進めていきたいです。とはいえ、⼀つひとつ連携先を開拓していくのは⼤変。ぜひUBSからも『こういった情報提供が加⼊者に喜ばれますよ』『新たにこのサービスと連携したので、利⽤してみませんか?』といった提案を積極的にしていただけると嬉しいです」。
KW21-Connectの拡張性を活かして、さまざまなチャレンジを続けているイトーキ健康保険組合様。そのチャレンジが新たな道筋となって、他のお客様にとっての「事例」にもなっています。阪⼝⽒からいただいたご意⾒・ご要望を真摯に受け⽌めて、今後も良きパートナーでい続けられるよう、伴⾛をしていきたく思います。

加⼊者に積極利⽤してもらうため、コンテンツはさらに拡充していきたい

※所属・役職等は取材時のものです。

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